青汁に含まれる成分の量の比較とその働きの効果
青汁には主にルテインやβーカロテンやビタミンCといった成分が豊富に含まれています。これらには、活性酸素から体を守る働きをする抗酸化作用をもつ成分になります。活性酸素の働きは、細胞を酸化させることにより、老化や生活習慣病の原因の一つと考えられています。この活性酸素と戦うのがルテインやβーカロテンやビタミンCといった抗酸化成分と呼ばれるものになります。青汁には、これらの栄養が他の食材よりも豊富に含まれているのが特徴になります。例えば、ビタミンCはミカンの約2.5倍、ビタミンEはピーマンの約3倍、総カロテンはトマトの約5倍、ルテインはほうれん草の約2倍の栄養が含まれていると言われています。このことから他の野菜と比べても、その高い栄養価が分かります。これらの栄養を一度に摂取することができるのが特徴の一つでもあります。主原料の一つであるケールには、抗酸化力が高い野菜として調べた結果もあります。その結果は、ケールが最も高く、次いでほうれん草、芽キャベツ、アルファルファと続いています。その他にも、ビタミンやミネラルや食物繊維といった栄養が豊富に含まれています。その中で特に、ほうれん草の約2倍のルテイン量は、目の健康を守るためにも欠かせない栄養素になります。
目の黄斑部や水晶体に多く存在するルテインは、目の健康を守る働きがあります。最近の研究では、ルテインは加齢黄斑変性や白内障のリスクを抑える働きがあるということも報告されています。しかしルテインは、体内でつくることができない栄養素です。その上に、加齢と共に減少する栄養素になります。そのため、食事から積極的に摂取する必要があり、主な供給源は緑黄色野菜になります。その他にも、ビタミンCやビタミンEは皮膚の色が明るくなるといった美容効果もあります。また美容効果としては、ケールには糖脂質が含まれているため、メラニンの生成を抑えて肌の色を明るくし、さらにβーカロテンが紫外線から肌を守る働きがあります。一般的にカルシウムを多く含む食品として知られているのが牛乳です。しかし青汁にはカルシウムの含有量が牛乳の約2倍、ほうれん草の約4倍になり、また牛乳よりも吸収率が優れた食品になります。カルシウムを効率良く摂取できることも特徴の一つになります。青汁には活性酸素と戦う抗酸化成分が豊富に含まれている食品になります。一度で豊富な栄養素を摂取し、効率良く体に吸収することができます。そして美容効果や体の健康を守ることに役に立つ食品になります。